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【ピアノ伴奏のコツ・やり方】ピアノ伴奏者に必要な10のスキルをまとめてみる(その1)

ピアノで歌の伴奏をするときのコツや注意点をまとめてみました。

こんにちは、ピアニストで作曲家の秋山桃花です。稽古場の床が冷たいので、コートに乗って伴奏譜面にとりくんでおります。ネコか!

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今日はピアノでの伴奏について書いてみたいと思います。
2016年に入ってからも、越智則英さん、宮内良さん、泉拓真さんなどミュージカル界のベテラン俳優さんたちから、堀江慎也さん、小山侑紀さんなどのフレッシュな俳優さんたちまで、様々な方のライブでのピアノ伴奏をさせて頂いていますが、ここらでちょいとミュージカルやポップスの歌の伴奏に必要なスキルについて考えてみたいと思います。

【1 ピアノ伴奏:弾くことについて】

【2 ピアノ伴奏:歌い手と合わせることについて】

【3 ピアノ伴奏:2時間のショーの中でドラマを作ることについて】

にわけて考えます。

【1. 弾くことについて】

【ピアノ伴奏スキルその1】演奏スキル:当然ですが、コード符なり、簡単な伴奏譜面を見て、きちんと演奏できることが必要です。クラシックのように、弾くべき音が書かれていないことも多いです。

【ピアノ伴奏スキルその2】初見スキル:わたされてだいたいその場で弾けると重宝されます。

【ピアノ伴奏スキルその3】転調スキル:歌い手のキーと合わないときに半音下げ、一度下げなどがその場でぱっとできると重宝されます。むずかしければ、ベース音だけでも。

ピアノ伴奏【スキルその4】アレンジスキル:

(1)伴奏のボイシング:
ポップス系の伴奏の場合、クラシックと違って、譜面にすべてが書かれているわけではない。「C」とかかれていても、それを ミソドとおさえるか、ドソドミとおさえるか、2度の音もいれてドソレミとおしゃれっぽくおさえるか、あるいはジャジーにドソレラとおさえるか、数えたことないけど一つのコードについて、伴奏のコードのバリエーションは231ぐらいあると思います(たぶん)。それを瞬時に選び取って行くことが必要。さらには、その瞬間のメロディをもっとも生かすボイシングを選び取るセンスも重要。まあすべてを論理で緻密に作り上げてピアノアレンジをあらかじめ決める人もいるとおもいますが、月に100曲ぐらい新曲があるときなど、それをやっていたら絶対に間に合わないので、私はその場で良く歌を聴きながら作って行くタイプ。ってか、譜面に捕われると耳が閉じますから、譜面にとらわれすぎず、その瞬間の音に耳と身を委ねたほうが良いと思っています。もちろん、曲によっては「ここでこのリフ(メロディー)が必ず入らないと!というものもあるので、その場合はしっかりと音とりをしておくこと。

(2)リフやソロのアレンジ:
伴奏の際、元曲のイメージを生かしながらイントロや間奏、アウトロをアレンジができるようでなければなりません。これは、譜面によっては丁寧に書いてある物もあるけど、コード符しかもらえなかったり、「この譜面のアレンジはださいから、好きなように弾いて!」と言われたりすることもあるので、そういうときは自分で伴奏を考えなくてはなりません。

(3)構成:
ショーの流れの中で、曲を少し短くしたり、あるいは盛り上げるために途中で転調したり、メドレーにしたりといったアレンジ力も必要です。

【ピアノ伴奏スキルその5】譜めくりスキル:これはライブの成功の鍵の90%を握ります(ウソです)。でも、長い曲や、メドレー曲とかの場合、演奏を止めないで譜面をめくり続けるのは、相当な鍛錬と瞬発力、判断力が必要となります(笑)

【ピアノ伴奏スキルその6】レパートリー:上記のようなものが自身がなくても、レパートリーがいっぱいあれば、それだけでも十分かもしれません。わたしはレパートリーがあまりないので、上記のようなスキルが必要になってしまうある。

って、書き始めたらこれ大作じゃーん。

というわけで、

 

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